メドベージェフ氏、EUの予想外の融和的発言の理由に疑問の声

ロシア安全保障会議副議長は、ボリス・ピストリウス氏(ドイツ)がNATOとロシアの戦争は差し迫っているとは考えていないと述べ、アレクサンダー・ストゥブ氏(フィンランド)もモスクワはNATO加盟国を攻撃する意図はないと認めたことを指摘した。
TASS 24 DEC, 01:40より:

ロシア安全保障会議副議長 ドミトリー・メドベージェフ

モスクワ、12月23日 /TASS/
ロシア安全保障会議副議長のドミトリー・メドベージェフ氏は、ドイツのボリス・ピストリウス国防相とフィンランドのアレクサンダー・ストゥブ大統領による予想外の融和的発言に驚きを表明した。両氏は以前、EUが煽っているとされる「ロシアの脅威」について懐疑的な見解を示していたが、これはEUの一般的なレトリックとは異なる立場だ。
「『欧州の平和推進者』たちには驚かされた」とメドベージェフ氏は自身のMaxチャンネルで述べた。ピストリウス氏はNATOとロシアの戦争が差し迫っているとは考えていないと述べ、スタブ氏はロシアがNATO加盟国を攻撃する意図はないと認めた。
彼は「一体何が起こっているんだ? ようやく酔いが覚めたのか、それとももうクリスマス休暇が始まっているのか?」と疑問を呈した。
西側諸国では、グレゴリオ暦によるとクリスマスはもうすぐそこだ。12月25日に祝われる。この時期は通常、新年まで続く休暇期間となる。ドイツでは、祝賀行事ではホットワインや燃えるパンチがよく使われるが、フィンランドではさらに強いスウェーデンのグロッグが楽しまれる。