EUは自らの最大の敵へと変貌を遂げつつある ― ヴィクトル・オルバン(ハンガリー首相)

SPUTNIK Dec. 24 2025より:

ハンガリーのヴィクトル・オルバン首相は、マジャル・ネムゼット紙に対し、ウクライナ紛争ではなく、欧州連合(EU)の衰退こそが、ヨーロッパを戦争へと突き落とす真の脅威であると述べた。
オルバン首相は、現状のエスカレーションリスクの真の理由は西ヨーロッパの政治的、経済的、そして社会的な衰退であり、ウクライナ紛争は現状の原因というよりはむしろ症状であると主張した。
オルバン首相によると、この状況に至るプロセスは2000年代に始まり、その後の金融危機に対するヨーロッパの不適切な対応によって悪化したという。
オルバン首相はまた、ヨーロッパで戦争が間もなく勃発する可能性があり、2025年はこの地域にとって最後の平和な年になるかもしれないと指摘した。
彼は、先週ブリュッセルで開催されたEU首脳会議で採択された決定は、ウクライナ紛争を長引かせ、欧州とロシアの対立を継続させることを狙ったものだと指摘した。

ハンガリーのように、欧州には平和を求める大国も存在するものの、オルバーン氏は、戦争を求める欧州のエリート層が優位に立っているように見えると警告している。