ウクライナ問題に関する作業部会、協力の見通し:プーチン大統領とトランプ大統領の電話会談の詳細

クレムリンのユーリー・ウシャコフ補佐官によると、両首脳はドナルド・トランプ氏とウラジーミル・ゼレンスキー氏の会談に先立ち、ウクライナ情勢と両国間の協力の見通しについて協議した。
TASS 29 DEC, 05:37より:

モスクワ、12月28日。/TASS/
ロシアのウラジーミル・プーチン大統領と米国のドナルド・トランプ大統領は、今年9回目の電話会談を行った。
クレムリンのユーリー・ウシャコフ補佐官によると、両首脳はトランプ大統領とウラジーミル・ゼレンスキー大統領の会談に先立ち、ウクライナ情勢と両国間の協力の見通しについて協議した。
両大統領はまた、米ウクライナ会談後に再度会談を行うことで合意した。
TASSは、ロシアと米国の首脳間の電話会談の主要内容をまとめた。
米国の主導
・・・・「この会談は米国大統領が始めた」とのことで、大統領はプーチン大統領とウクライナ紛争の現状と解決の見通しについて話し合いたいと考えていた。会談は1時間15分続いた。・・・米国大統領がマール・アー・ラーゴでウクライナ代表団と会談した後すぐに、再び電話で会談することで合意したという。
和解作業部会
・・・・「電話会談において、プーチン大統領は、特別に設置された2つの作業部会を通じてウクライナ情勢の解決を引き続き模索するという米国の提案に同意した」と述べた。作業部会の1つは「安全保障問題」を、もう1つは「経済問題」に焦点を当てる。・・・・
キエフは「大胆な」決断を下すべき
・・・・「前線の現状を鑑みると、ウクライナ当局がドンバスに関するこの決定を遅滞なく採択することは理にかなっているだろう」と同氏は付け加えた。
同外交官はまた、「ロシアと米国の大統領は、ウクライナと欧州が提案する一時的な停戦は、国民投票の準備のためであろうと他の理由であろうと、紛争を長引かせるだけで、敵対行為の再開につながる可能性があるという点で、概ね一致している」と指摘した。
ロシアと米国の協力の見通し
会談では、ウクライナ危機が解決した後のモスクワとワシントンの関係の将来的な見通しについても議論された。トランプ大統領は、戦争はできるだけ早く終結しなければならないと強調し、そうすれば米国とロシア、そしてウクライナとの間で経済協力の明るい展望が生まれるだろうと強調。
友好的な会談
クレムリン当局者は、両大統領が「クリスマスと新年の温かい挨拶を交わし、両国民の幸福を祈った」と述べた。
「会談は全体的に友好的で前向き、そし​​て実際的な内容で、双方ともウクライナ紛争の平和的かつ長期的な解決に向けて取り組む意欲を示した」