地域戦争が迫る中、レバノン人は恐怖と厳しい選択に悩む

大規模な戦争の恐怖がレバノンに迫る中、民間人は最悪の事態に備えている。

ALJAZEERA、5, Aug. 2024より:

ベイルートは迫りくる戦争を懸念しているが、レバノンを離れるつもりはないと言う人も多い。

ベイルート、レバノン – 7月27日、ルーブナ・エルアミンさんは、実家のある英国からルーマニアからレバノンの首都ベイルートへの乗り継ぎ便に乗るのを待っていた。搭乗が始まると、エルアミンさんはイスラエル占領下のゴラン高原で12人のドゥルーズ派の子どもと若者が砲弾で死亡したという知らせを受けた。イスラエルはレバノンの武装集団ヒズボラを非難したが、ヒズボラは事件の責任を否定した。

イスラエルの反応を恐れたレバノン系アメリカ人のエルアミンさんは、3人の子供を連れて飛行機に乗るかどうかを夫と話し合った。

その数分後、2人は飛行機に乗り込んだ。

ベイルートに到着して間もなく、イスラエルはベイルート南部のダヒエ地区の住宅にロケット弾を発射し、ヒズボラの最高司令官の1人であるフアド・シュクルを暗殺した。その後、イスラエルはイランの首都テヘランでマスード・ペゼシュキアン大統領の就任式の最中にハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤを殺害した。

ハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤを殺害イランとヒズボラはともにイスラエルに報復することを誓っており、おそらくこの地域の他のイランと同盟関係にある武装グループと連携した攻撃で報復するだろうとアナリストらは以前アルジャジーラに語っている。
大規模な戦争の影が迫っているため、エルアミンさんと夫は旅行を短縮し、商業便がまだ残っているうちに8月10日にトルコ行きの便を予約せざるを得なくなった。

「直接の危険がなくても、本当に子どもたちにこれほどのストレスを与えたいのか考えなければなりませんでした」と、ベイルートの賑やかな地区ハムラのカフェでアルジャジーラに語ったのは、40歳のエルアミンさん。

2024年8月5日月曜日、レバノンのベイルートにあるラフィク・ハリリ国際空港の出発ターミナルで、フライトがキャンセルされた乗客が待っている。

以下略