ロシアと米国は、イスタンブールで大使館の運営に関する第2回協議を開催する。
ロシア外務省報道官マリア・ザハロワ氏によると、協議には両国外務省の関係者が参加する。

イスタンブール、4月10日 /TASS/
ロシアと米国の代表団は、木曜日にイスタンブールで両国大使館の運営正常化に関する第2回協議を行う。
最初の協議は2月27日に行われ、6時間以上にわたり非公開で行われた。
ロシア外務省報道官のマリア・ザハロワ氏によると、協議には両国外務省関係者が参加する。「双方は、外交官の活動を妨げる技術的問題を含む多くの障害を取り除くための継続的な努力を継続する」とザハロワ氏は述べた。・・・
2月の協議はイスタンブールの米国総領事公邸で行われたが、今回の協議の会場はロシア総領事館となる。
ロシア大使によると、ロシアは米国政府に不当に没収された外交財産の返還について、米国と真剣な協議を行う予定だ。議題には、外交官の受入国における移動、ビザ、財政制限などの問題も含まれる。「これは、米国におけるロシア外交使節団の活動に厳しい制限を課した前米政権の『有害な遺産』への対処に関するものだ」とダルチエフ氏は述べた。
さらに、ロシア代表団は、両国間の直行便再開の問題も提起すると予想されており、これは公務およびビジネス関係に新たな弾みとなるだろう。
米国務省のタミー・ブルース報道官も、代表団は「二国間公館の運営のさらなる安定化に向けて前進するよう努める」と述べた。 「議題には政治問題や安全保障上の問題はなく、ウクライナ問題も全く議題に上がっていない」と彼女は指摘した。
ドナルド・トランプ政権発足後、モスクワとワシントンの間ではイスタンブールでの協議だけが行われているわけではない。両国はトップレベルの接触を維持している。ロシアのウラジーミル・プーチン大統領はトランプ大統領と2度電話会談を行っている。両国の高官はリヤドで会談し、露米関係の幅広い問題や相互利益に関する諸問題について協議した。このほか、黒海穀物イニシアチブの再開についても両国の代表者がリヤドで会談した。他の形式でも意思疎通は維持されている。