農民の抗議活動が続く中、フランスの高速道路は封鎖されたまま

首相の新たな措置は大半の農家を満足させることができず、フランス大統領は木曜日にEU委員長と農業部門の状況について話し合う予定。
AA.com 30, 01, 2024より

アンカラ

地元メディアによると、農家らは火曜日もフランスの首都周辺の高速道路の封鎖を続け、政府の農業政策やEUの規制に抗議した。

ガブリエル・アタル首相が先週金曜日に農業用燃料税引き上げを取りやめると発表したことに不満を抱いた農民の多くは、抗議活動を全国的に拡大することを選択したが、他の団体は抗議活動を中止した。

日刊紙フィガロ紙によると、月曜午後、標的となったパリ近郊の8つの幹線道路を封鎖するため、約800台のトラクターに乗った農民らが到着し始めた。

月曜日に48時間以内に新たな措置を発表すると約束したマルク・フェスノー農相は、状況を評価するために水曜日にブリュッセルを訪れる予定だと同関係者は語った。

エマニュエル・マクロン大統領は木曜日にブリュッセルで欧州委員会のウルズラ・フォン・デア・ライエン委員長と会談し、農業セクターの状況についても話し合う予定だ。

先週金曜日、アタル首相は、農業用燃料に対する税を2030年まで年間0.03ユーロ(0.03ドル)ずつ段階的に引き上げるという政府の計画を撤回した。

同氏はまた、行政手続きを大幅に簡素化することを誓約し、財政上の緊急事態に対する援助を迅速に配布すると約束した。

アタル氏の声明は、賃金向上、行政の簡素化、農薬の新たな禁止なし、トラクター燃料価格の値上げの中止、災害後の補償の充実などを求める農家の意見を二分した。

彼らはまた、EUの規制による圧力の高まりや、EUと南米地域同盟であるメルコスール間の自由貿易協定の可能性にも異議を唱えている。

抗議活動は2週間前、フランス南西部でデモ参加者が高速道路を封鎖して始まった。

ドイツ、ベルギー、ルーマニアなど他の欧州諸国はここ数週間、グリーンディール構想や共通農業政策などEUの規制を批判する農民らの抗議活動に衝撃を受けている。 2019年に発表されたEUのグリーンディールプログラムは、2050年までにEUで気候中立性と炭素排出ゼロを達成することを目指している。