シリア東部でアラブ部族と米国支援のPKK/YPGテロリストの間で戦闘が勃発
デリゾール東部、南東部の農村地域で衝突発生。
AA.com, 07, 08, 2024より:
シリア、デリゾール
シリア東部の9つの地域で水曜日、アラブ部族と米国が支援するテロ組織PKK/YPGとの間で戦闘が起こり、デリゾール県での緊張が高まったと、情報筋がアナドル通信に語った。
アラブ部族は午前中、デリゾールの東部および南東部の農村部でPKK/YPGテロリストと衝突した。
部族は,・・・道路検問所とPKK/YPG本部を攻撃した。
米国が率いる国際連合軍の戦闘機がデリゾールの田園地帯上空を低空飛行した。
デリゾールのPKK/YPG占領地域では、昨年8月以来、抑圧されたアラブ部族とテロリストの間で散発的な衝突が発生している。
アラブ部族は昨年8月と9月に攻撃を仕掛け、デリゾール、ラッカ、ハサカの各県、およびアレッポのマンビジ地区にある33の村からテロリストを排除した。
しかし、部族軍はその後、YPG/PKKの攻撃による民間人の犠牲を防ぐため村から撤退し、YPG/PKKと協力する米軍との交渉に同意した。
デリゾールのPKK/YPG占領
テロ集団が米軍の支援を受けてISISと戦うという名目で占領したデリゾールの住民は全員アラブ人である。
テロ集団は占領地域でアラブ人の未成年者を強制的に徴兵している。
テロリストたちは、米国の制裁にもかかわらず、この地域で押収した油井から密輸業者を通じてダマスカスに石油を売ることで収入を得ている。YPG/PKKがその収入を自分たちの目的に利用している間、この地域の住民はサービスや切実に必要とされている援助を奪われている。
トルコ、米国、欧州連合によってテロ組織に指定されているPKKは、トルコに対する40年にわたるテロ活動で、女性、子供、幼児を含む4万人以上の死者を出した。YPGはPKKのシリア支部である。
NATO同盟国である米国がテロリストYPG/PKKに武器と支援を与えることに長年反対してきた隣国トルコは、あるテロ組織を使って別のテロ組織と戦うのは無意味だと述べ、YPG/PKKが地元住民とトルコ国境地域に及ぼす脅威を指摘した。