ウクライナ軍、ロシア国境地域で「降伏」(動画)
キエフ軍の部隊全体が武器を放棄したと報じられている
ロシアのクルスク地方へのキエフ侵攻に参加しているウクライナ軍は「積極的に降伏し始めた」と、ロシアのチェチェン共和国の特殊部隊アフマト司令官アプティ・アラウディノフ少将が土曜日にRIAノーボスチ通信に語った。
アフマトと他のロシア軍部隊は「組織的に敵を排除している」と同少将は述べ、キエフ軍は同地域の前線全域で降伏し始めたと付け加えた。・・・
12人近くのウクライナ人捕虜がロシア兵に護送されている様子を映した動画もソーシャルメディアに現れた。この動画を入手したRIAノーボスチ通信によると、映像にはキエフの第22独立機械化旅団の1部隊の兵士が「秩序正しく」武器を置き、専用のテレグラムチャンネルを通じてロシア軍と連絡を取っている様子が映っている。
RIA通信によると、この部隊に所属していたウクライナ人兵士24人がロシアに降伏した。同通信によると、彼らはロシアとウクライナの国境から約12マイル離れたコマロフカ村の近くで捕らえられた。・・・
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ロシア軍と関係のあるいくつかのテレグラムチャンネルも、ウクライナ軍兵士がここ数日で「大量に」武器を放棄し始めたと主張している。一部の兵士はロシア国境を越えた直後に降伏したとチャンネルは主張している。
ロシア国防省は今のところこれらの報道についてコメントしていない。また、クルスク地域で降伏したウクライナ人捕虜の総数に関する公式情報も発表していない。
同省は、この地域の状況に関する最新の声明で、キエフ軍は過去24時間でクルスク地域で300人の兵士と31台の重機を失ったと述べた。これには戦車3台とドイツ製のIRIS-T防空システムが含まれている。
ウクライナ軍は先週、ロシア国境地域への侵攻を開始した。ロシア国防省の推計によると、作戦開始以来、ウクライナ軍は兵士3,100人以上、戦車44両、装甲兵員輸送車43台、防空システム5基、多連装ロケット砲6基を失った。
ロシアは、クルスク地方攻撃中にウクライナ軍が民間人を無差別に攻撃したと非難した。今週初め、同国のアレクセイ・スミルノフ知事代行は、侵攻中に12人が死亡、120人以上が負傷したと述べた。同知事は、12万人以上が同地域から避難したと付け加えた。