USSエイブラハム・リンカーン打撃群が中東に到着
F-35CとF/A-18ブロックIII戦闘機を搭載した空母が米中央軍(USCENTCOM)の責任地域に入る
ワシントン
米中央軍(CENTCOM)は水曜日、ロイド・オースティン国防長官の最近の命令を受けて、USSエイブラハム・リンカーン攻撃隊が中東に到着したと発表した。
「F-35CとF/A-18ブロックIII戦闘機を搭載したUSSエイブラハム・リンカーン(CVN 72)が米中央軍(USCENTCOM)の責任地域に入った」とCENTCOMはXで発表した。
「第3空母打撃群の旗艦であるUSSエイブラハム・リンカーン(CVN 72)には、駆逐艦隊(DESRON)21と空母航空団(CVW)9が随伴している」と付け加えた。
国防総省は今月初め、イランによるイスラエルへの報復の可能性に備えて、米国は中東に追加の軍事資産を配備すると発表した。
オースティン長官は、F-35C戦闘機を搭載したUSSエイブラハム・リンカーン空母打撃群に対し、中央軍の責任地域への移動を加速するよう命じ、USSセオドア・ルーズベルト空母打撃群が既に提供している能力に加えた。
さらに、同長官はUSSジョージア(SSGN 729)ミサイル潜水艦に、中央司令部地域へ。
この動きは、7月31日にイラン首都テヘランでパレスチナ抵抗組織ハマスの政治指導者イスマイル・ハニヤが暗殺され、7月30日にイスラエルがベイルート南部郊外で空爆を行いヒズボラの上級司令官フアド・シュクルを暗殺したことを受けて、中東で緊張が高まる中で行われた。
ハマスとイランはイスラエルがハニヤ暗殺を実行したと非難しているが、テルアビブは責任を認めも否定もしていない。
イランは、イラン領土でのハニヤ殺害についてイスラエルに「厳しい処罰」を誓っている。
この激化は、昨年10月7日のハマスによる攻撃でイスラエル人1,139人が死亡した後、4万170人以上のパレスチナ人が死亡したガザ地区に対するイスラエルの攻撃が続く中で起きた。