ウクライナ高官、ロシア攻撃の許可を求めて米政府と会談へ
モスクワ(スプートニク) – ウクライナ大統領府長官アンドリー・イェルマーク氏とウクライナ国防相ルステム・ウメロフ氏は今週、米大統領府の代表者と会談し、ロシア領土奥地への米軍の長距離兵器を使った攻撃の制限を解除するようホワイトハウスを説得する計画だと報道された。
イェルマーク氏とウメロフ氏はワシントンに「優先目標」のリストを提供する予定で、キエフの立場によれば、それがなければ「戦争の流れをウクライナに有利に変えることは難しい」と報道されている。
ウメロフ氏は金曜日にロイド・オースティン米国防長官と会談する予定だが、イェルマーク氏が誰と会談するかは不明だと報道されている。
同放送局は、議員の発言を引用し、「ロシア領土の奥深くに米軍兵器で攻撃することは、国境近くのロシア領土に米軍兵器で攻撃することより挑発的ではないと考えている。どちらもロシア領土であり、標的がどれだけ奥深くにあるかは関係ない」と述べた。
国防総省のパット・ライダー報道官は火曜日、米国が供与した兵器を使用してロシア国内の標的を攻撃することに対する制限を米国は当面解除する予定はないと述べた。
ロシアはウクライナへの武器供給は紛争解決の障害であるとみなしており、NATO諸国を直接紛争に巻き込むものであり「火遊び」に当たると主張している。ロシアのセルゲイ・ラブロフ外相は、ウクライナ向けの武器を含むいかなる輸送もロシアの正当な標的とみなすと述べている。