プーチン大統領とトランプ大統領の電話会談：主なポイント
ロシアと米国の首脳は、ウクライナ紛争の解決と二国間関係の改善の見通しについて協議した。
RT.com, 18 Mar, 2025 20:45より：
ロシアのウラジミール・プーチン大統領と米国のドナルド・トランプ大統領は火曜日、待望の電話会談を行い、ウクライナ紛争の解決の可能性について協議した。会談は2時間半続き、ホワイトハウスとクレムリンの双方が前向きな内容だと評価した。会談の主なポイントは以下のとおり。
★潜在的な停戦
プーチン大統領とトランプ氏は、トランプ氏の30日間の停戦案について協議し、ロシア側は実施前に解決すべき複数の問題を概説。停戦を適切に監視するメカニズムの確立。「合意内容を繰り返し妨害し、違反してきたキエフ政権の交渉能力の欠如に伴う深刻なリスクも指摘された」
★インフラ攻撃一時停止
トランプ大統領は、モスクワとキエフがエネルギーインフラ施設への攻撃を30日間相互に停止することを提案した。プーチン大統領はこの考えを支持し、直ちにロシア軍に該当する命令を出した。
★捕虜交換
両国はそれぞれ175人の捕虜を交換する予定。さらにモスクワは、善意を示すために重傷を負ったウクライナ軍人23人を帰国させる予定
★永続的な平和の必要性
ウクライナ紛争の一時的な解決ではなく「永続的な平和」を達成するという約束を再確認した。モスクワは、「危機の根本原因を排除する」および「外国の軍事援助の完全な停止とキエフへの諜報情報の提供」が目標達成に必要な重要な要素
★二国間協力
ロシアと米国の関係についても議論され、双方が相互に利益のあるプロジェクトに取り組むことで合意した。ワシントンとモスクワは「両国が協力を確立できる幅広い分野」を検討
「両首脳は、米国とロシアの二国間関係の改善による将来には大きな利点があるということで一致した。これには、大規模な経済取引や、平和が達成されたときの地政学的安定が含まれる」とホワイトハウスは述べた。