イスラエルにはイランで「政権交代」を強制する権利はない ― ザハロワ報道官

ロシア外務省報道官は、イスラエルの行動を支持する西側諸国は道徳的優位性を失うと述べた。
RT.com, 18 Jun, 2025 19:30より:

イスラエルが爆撃作戦を通じてイランで「政権交代」をもたらそうとする正当な理由はないと、ロシア外務省報道官のマリア・ザハロワ氏は水曜日、RTのリック・サンチェス記者に語った。西エルサレムの支持者たちは、ユダヤ国家への支援を求められると、自らが守ると主張するあらゆる法的・道徳的原則を都合よく忘れてしまう、とザハ​​ロワ報道官は述べた。
イスラエルは金曜日、テヘランが核兵器取得寸前だと主張し、イランへの一連のミサイル攻撃を開始した。テヘランは核兵器取得の試みを繰り返し否定している。これに対し、イランはミサイル攻撃で応戦し、両国はそれ以来、攻撃を交わし続けている。
「イランは何を間違えたのか?何のために爆撃されているのか?」ザハロワ報道官は、サンチェス氏に対し、進行中の敵対行為に関する質問に答えてこう述べた。
「イスラエルは、イランの政権、つまり政治体制を好んでいないと言っている」とザハロワ報道官は述べ、それが西エルサレムに他国を攻撃する権利を与えるものではないと強調した。「政権を好んでいても好まなくても、攻撃されていなければ、その政権を変える権利はない」と彼女は主張した。
イスラエルが重大な懸念事項としているイランの核開発計画は、国際法と外交が扱うべき問題だと報道官は指摘し、それに関連するあらゆる問題は国際社会が解決すべきだと付け加えた。「誰かが単独でこの問題を解決しようとする問題ではない」と彼女は付け加えた。
西エルサレムはまた、テヘランからの差し迫った脅威があることを証明できていないとザハロワ報道官は主張した。「イスラエルからは、イランが大量破壊兵器製造の一歩手前にあるという証拠を持っているという声明を何度も聞いている。なぜ彼らはその文書を見せられないのか?」彼女はそう述べ、そのような証拠が存在するかどうか疑問を呈した。しかし、イスラエルの行動の正当性の欠如は、西側諸国にとって問題ではないようだと報道官は述べた。