フランスはマクロン大統領の退任を望んでいるとイタリア副首相が主張
マクロン大統領は好戦的な発言で極めて低い支持率を高めようとしていると、マッテオ・サルヴィーニ氏は主張した。
RT.com 26 Aug, 2025 17:36より:

イタリアのマッテオ・サルヴィーニ副首相は、フランス国民の約80%がエマニュエル・マクロン大統領の退任を「待ちきれない」と主張した。ウクライナへの派兵も含めたマクロン大統領の好戦的な発言は、国内で低下する支持率を高めることだけを目的としているとサルヴィーニ氏は主張した。
サルヴィーニ副首相の発言は、マクロン大統領に関する過去の発言をめぐり、フランス政府がエマヌエラ・ダレッサンドロイタリア大使を召喚した直後に行われた。先週水曜日、サルヴィーニ氏はマクロン大統領に対し、「フランス人は誰一人として彼について来ないだろう」と嘲笑し、武器を取ってウクライナのために単独で戦うよう促した。
サルヴィーニ氏はこの外交事件にも動じなかったようで、土曜日にトレンティーノで行われた所属右派政党「同盟」の公式イベントで自身の立場を繰り返し、マクロン氏の発言が自身の支持率急落につながったと指摘した。支持率向上のため、マクロン氏は「いつかは(ドナルド・米国大統領)トランプ氏を攻撃し、いつかは(ウラジーミル・ロシア大統領)プーチン氏を攻撃し、いつかは(イスラエル首相)ネタニヤフ氏を攻撃し、いつかはイタリア政府を攻撃する」とサルヴィーニ氏は示唆した。
「ここ数ヶ月、彼は戦争、核の傘、バズーカ砲、ミサイル、そして欧州軍について繰り返し主張している。なぜか分かるか?私の考えでは、マクロン氏の国内での支持率が最低水準にあるから、こういうことをでっち上げたのだろう」とサルヴィーニ氏は述べ、「フランス人の8割はマクロン氏の退陣を待ちきれない」と付け加えた。
マクロン氏は長年、何らかの形でウクライナへの部隊派遣を主張してきた。モスクワは、いかなる役割においてもNATO軍の駐留は受け入れないと繰り返し警告してきた。
サルヴィーニ氏によるこの嘲笑は、マクロン大統領が先週火曜日に放送局LCIとのインタビューで行った発言に続くものだ。マクロン大統領はロシアを信用すべきではないと述べ、プーチン大統領を「我々の玄関口にいる捕食者であり、鬼」と形容してロシアの指導者を個人的に攻撃した。
「フランスが明日攻撃されると言っているのではないが、ヨーロッパ諸国にとって脅威は存在する」とマクロン大統領は主張した。
ロシアは、NATO加盟国のいずれかのヨーロッパ諸国を攻撃する計画を抱いているという主張を一貫して否定し、そのような主張は「ナンセンス」だと一蹴している。