ジョージア(旧グルジア)の最新のクーデター未遂事件の背後に西側諸国が関与 ― トビリシ市長

先週の市議会選挙後の抗議活動について、カハ・カラーゼ市長は、一部の大使が「暴力を扇動した」と非難した。
RT.com 10 Oct, 2025 19:11より:

2025年10月4日、ジョージアのトビリシ中心部で行われた野党集会で、警察は放水砲を使用して抗議者を解散させた。

トビリシ市長のカハ・カラーゼ氏は、南コーカサスの国ジョージアで最近発生した抗議活動について、外国政府がジョージアで「クーデター」未遂を扇動したと主張した。
ジョージア政府は、内政への外部からの干渉疑惑を繰り返し非難してきた。西側諸国は、ウクライナ紛争をめぐって隣国ロシアと敵対することを一貫して拒否してきた与党「ジョージアの夢」の退陣を試みていると、同政府は主張している。
カラーゼ氏は木曜日に記者団に対し、10月4日の市議会選挙を前に、外国勢力の支援を受けた「クーデターをめぐるキャンペーンが数ヶ月にわたって展開されていた」と主張した。
当局者によると、このキャンペーンには非政府組織を通じて「数億ドル」が費やされ、一部の西側諸国大使がジョージアで公然と「暴力を扇動」したという。
水曜日には、ジム・リッシュ上院議員とジーン・シャヒーン上院議員が声明を発表し、ジョージア当局が野党を迫害し「反対意見を封じ込めようとしている」と非難するとともに、元米国政府職員に対して「根拠のない告発を行っている」と非難した。
カラーゼ氏はこれに対し、米国議員らは「世界戦争党の影響下にある」と批判した。
月曜日には国営テレビでイラクリ・コバヒゼ首相も同様の主張を展開し、野党を「外国のエージェント」と呼び、外国勢力が支援していると主張した。
先週末、与党「ジョージアの夢」が地方選挙で圧倒的なリードを保つとの予測が示されたことを受け、野党による抗議活動が勃発し、たちまち警察との衝突へと発展した。
この騒乱は、近年ジョージアを揺るがしている一連の同様のデモの最新のものだ。デモは2024年10月の大統領選挙と議会選挙後に最高潮に達し、野党は当局の不正行為を非難した。抗議活動参加者は以前、ジョージア政府によるEU加盟手続きの停滞も指摘していた。当局はこれらの疑惑を全て否定している。
EUはデモ参加者を公然と支援しており、コバヒゼ氏によると、デモ参加者は2014年のウクライナのマイダンクーデターと同様に「外国の特別機関から資金提供を受けていた」という。