イスラエル軍によるベイルート南部郊外への襲撃による死者数は37人に増加:保健省
「レバノンは戦争犯罪を目撃している」とレバノン保健大臣。
AA.com, 21, 09, 2024より:
ベイルート
イスラエルが金曜日にベイルート南部郊外で行った空爆による死者数は37人に上ったと、レバノン保健省が土曜日に発表した。
同省は声明で、瓦礫の撤去は「継続的に行われている」と述べた。
「イスラエルによる南部郊外への空爆で明らかになったように、レバノンは戦争犯罪を目撃している」と、レバノンのフィラス・アル・アビアド保健相は記者会見で述べた。
同相は、犠牲者の中には女性7人、4歳、6歳、10歳の子ども3人、シリア国籍者3人が含まれていたことを確認した。
アル・アビアド保健相は、現場には身元不明の遺体の一部が多数あり、一部の犠牲者の身元確認が困難になっていると述べた。
「レバノンに対する戦争は続いており、我々はその影響に立ち向かう準備をしている」と同相は付け加えた。
保健相は、攻撃で負傷した68人がベイルート各地の12の病院に搬送されたと報告した。このうち53人は退院したが、重体2人を含む15人が依然治療を受けている。
イスラエル軍は金曜日、南部郊外への空爆でヒズボラの最高司令官イブラヒム・アキル氏と、同グループのエリート部隊ラドワン部隊の上級司令官らを暗殺したと発表した。
この攻撃は、ほぼ1年前に敵対行為が始まって以来、イスラエルによる南部郊外への3度目の攻撃となる。
この空爆は、レバノンにおけるイスラエルの新たな緊張の波の中で発生し、イスラエルのヨアブ・ギャラント国防相は木曜日、ヒズボラとの紛争が「新たな段階」に入ったと発表した。